岩手県北上市について
発展を続ける街
岩手県北上市は岩手県の中南部地区に位置する人口約9万人の都市です。
北上市は地方都市のなかにあって、近年著しく成長を遂げた街です。
市の南北に2つの工業団地を有し、積極的な企業誘致により今では岩手県有数の工業都市となっています。
こうしたことから、岩手県にある市の中では珍しく、人口が増えている街でもあります。
恵まれた交通環境
北は花巻市、南は金ヶ崎町、奥州市と近く、東北本線、東北新幹線、東北自動車道が通り、交通アクセスに恵まれた環境にあります。
国道4号線を使用し、花巻まで約30分、水沢まで約40分で行くことができます。
また盛岡までは高速を使って約30分ほどで着きます。
なお、隣接する花巻市とは、古くから花北地域として広域都市圏を形成しています。
北上市、北上駅周辺の様子
西口周辺
北上駅周辺には年々マンション、ホテル、商業施設が建設され、盛岡に次ぐ都市の様相を呈しています。
駅西口は在来線である東北本線と北上線の改札口となっていて、朝晩、通勤通学の人たちで賑わいを見せています。
元々の市街地が広がる駅西側には、ビジネスホテルが立ち並ぶとともにコンビニなども点在し、出張などビジネスでの滞在にも便利な環境となっています。
道は広く平坦で、車でも徒歩でも移動しやすくなっています。
また、駅から10分ほど歩いたところには「さくら野百貨店」があり、市内商店街の中心的存在として市民の買い物や憩いの場となっています。
この施設の中には、岩手県では盛岡に次ぐ規模の映画館があり、北上市民のみならず、花巻、水沢方面からも足を運ぶお客さんがたくさん見られます。
東口周辺
駅の東口は新幹線の改札口となっていて、西口とは地下道で連結されています。
新幹線開通前はほとんど何もないような場所でしたが、今ではホテルやコンビニ、娯楽施設も立ち並んでおり、新しい街といった感があります。
アパートなども数多く、市街地へのアクセスも容易なことから、近年人口が急増している地域でもあります。
このあたりは北上川に近く、珊瑚橋を渡ると桜の名所として名高い「展勝地」がすぐそばにあり、春にはお花見で多くの人が訪れます。
また夏には「北上・みちのく芸能まつり」が行なわれ、花火見物など多くの人で賑わいます。
北上市、郊外に広がる工業団地
北部工業団地
市北部にある工業団地には、東芝をはじめとする有名企業や関連会社の工場が軒を連ねています。
北上市のみならず、隣接する花巻市などからも多くの人がここで就業しています。
東北本線「村崎野駅」が最寄り駅となりますが、電車の本数や時間帯、駅からのアクセスなど不便な面が多く、ほとんどが車通勤となっています。
工業団地内には商業施設はなく、買い物の際には国道4号線付近まで行く必要がありますが、車で5分もかからない距離なのでさほど不便は感じられません。
4号線沿いには、スーパー、コンビニ、飲食店、ドラッグストアなどがあり、また近年アパートなども多く建てられています。
この近辺は市の中心部に比べると、静かで暮らしやすいのですが、生活の足として車が必須となります。
南部工業団地
市南部には北上市総合運動公園があり、またキャンプ場や自然公園も併設され、自然と触れ合い楽しむことができます。
市街地からは遠く、また最寄り駅からも遠いため、移動で不便な面はあるものの、緑多くのどかで静かな環境が魅力です。
この東南部には南工業団地が広がり、近年多くの企業、工場が誘致されています。
北部の工業団地同様、電車の便はよくないので、生活の足として車が必要になりますが、それ以外の部分では不便もなく、住みやすい環境となっています。
ちなみに南に隣接する金ヶ崎町にも工業団地があり、北上市とともに企業誘致の中心的な場所となっていて、今後益々の発展が見込まれます。