武蔵藤沢駅周辺は昭和の40年代前半までは、茶畑に囲まれたのどかな駅でした。
今では駅周辺はすっかり影をひそめましたが、周辺の区画が大きく、曲がりくねった道路がないことで、駅西口などにはその名残が見てとれます。
入間市は狭山茶の最大の生産地で、「市の花にも茶の花」を選ぶほど“お茶”に力を入れています。
しかしなぜ“入間茶”と言わず“狭山茶”というかといえば、“入間茶”は誤って“人間茶”と読まれかねず、隣接市の“狭山”を付けたと聞いたことがあります。

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入間市と隣の狭山市は境界が入り組み、地名も混同していたのを相互に整理してきました。
西武池袋線でも入間基地(敷地のほとんどが狭山市で最寄り駅は稲荷山公園駅)への利便性も考え、都心に近い方から順に、武蔵藤沢駅(入間市)⇒ 稲荷山公園駅(狭山市)⇒ 入間市駅(入間市)⇒ 仏子駅(入間市)⇒ 元加治駅(入間市)もその一例です。
入間市区域内の4駅では、中心は入間市駅で乗降客も一番多く、次は武蔵藤沢駅、後は仏子駅・元加治駅と池袋に近い方が乗降客も多く活気があります。
武蔵藤沢駅の乗降客数は2014年データでは23,600人と入間市駅の65%程度です。
武蔵藤沢駅は2008年の駅舎改造で、今まで西口しかなかったのが、東西2方向の出入口になりました。
東口は住宅地が迫っており、殆ど整備されていません。
武蔵藤沢駅は西口が中心でロータリーがあり整備されていますが、まだ駅前には空き地が広がって、今後発展の余地を残しています。
武蔵藤沢駅周辺に、取り立てて観光名所・工場地域がある訳でなく、通勤通学のための利用客が多い駅です。

1)日常のショッピング・コンビニエンスストア

*東口:スーパーマーケット「コープ武蔵藤沢店(10~23時営業)」、ドラッグストア「ウエルシア」(10~22時営業)、「ファミリーマート」があります。
東口100mで県道463号(通称行政道路)にぶつかり、そこには多くの飲食店があります。

*西口:駅前は再開発され、空き地が多くストア類は多くありません。
しかしコンビニエンスストアが駅中(ファミリーマート)・駅前(ローソン)・500m内(サンクス・セブンイレブン)と4店舗あります。
駅前大通りに面して300mにドラッグストア「カワチ薬品」が、北西直線1Kmにスーパー「アルプス」、大通900mにスーパー「ヤオコー」とドラッグストア「バイゴー」、駅南西500mに「セキ」があります。
また駅から西へ直線1.5Kmに大型ショピングセンターが2店舗(イオン・ヨークマート)並んでいます。

2)レストラン・飲食店

*東口:県道463号線に多くのレストランがあります。
中でも家族で豪華な雰囲気を味わえるのが、徒歩5分にある「サンマルク」(11~22時、休日23時)です。
その他徒歩2分のところに「中華食堂日高屋」、徒歩5分のところに「ガスト」・「バーミャン」があります。
またハンバーガー,・ファストフード,・カフェ・ コーヒー専門店「ロッテリア」が徒歩9分のところにあります。

*西口:駅ロータリー1分に海鮮居酒屋「さかなや道場」・「ぎょうざの満洲」が、駅前大通りに面して焼肉チェーン店「牛角」、本格的イタリアンピッツァ・パスタ店「ジーノ」、「ハンバーグチェーン店「ビッグボーイ」、持ち帰り弁当「ほっともっと」、900mヤオコー店内に「マグドナルド」があります。
また西600mに落ち着いた雰囲気で接待にも使える和食居酒屋「もへじ」などがあります。